母を亡くした後の父との三年半。著者と同じような
境遇の元、親の最後に寄り添った介護の記録です。
母が亡くなりひと月後に車で大事故を起し生存率
10%告知の中、名大にて4回もの手術を耐え生還
した父。退院後はスカイツリーや京都、温泉にともう
残された時間は三年しかないとわかっていたかの
ように父を何かと連れ出しては親子の時間を楽しみ
ました。
口数の少ない父から母への懺悔の言葉や私への
感謝の言葉が聞けたのもこの三年間があったから
こそ。最後は思ってもみなかった”肺がん”の告知
父にとっても私もつらかった。
でも私に、父を介護する時間を与えてくれた事で
今後私が生きる上で後悔をしなくてもいい〜
と言う気持ちを持てた事も父に感謝したい。