stu16776’s blog

西尾のミセスのセレクトショップ👠

日々介護をしている方の詩から〜

年老いた私がある日、今までの私と違っていても
   どうかそのままの私を理解してほしい
   私が服の上に食べ物をこぼしても靴ひもを結べなくても
   貴方にそんな事を教えたように見守ってほしい

   貴方と話す時、同じ事を何度も何度も
   繰り返してもその結末をどうかさえぎらないで欲しい
   貴方にせがまれて繰り返しよんだ絵本のように
   暖かな結末はいつも同じでも私の心を
   平和にしてくれた

   悲しい事ではないんだ 消え去っていくように
   見える私の心へと励ましのまなざしを
   むけて欲しい

   楽しいひと時に私が思わず下着を濡らしてしまったり
   お風呂に入るのを嫌がる時に思い出して欲しい
   貴方を追廻し何度も着替えさせたり
   嫌がる貴方を理由をつけてはお風呂に入れた
   懐かしい日の事を

   悲しい事ではないんだ ”旅立ち”の前の準備
   をしている私に祝福の祈りをささげて欲しい
   いずれ歯も弱り飲み込む事さえもできなく
   なるかもしれない
   足も衰えて立ち上がる事さえも出来なくなったら
   貴方がか弱い足で立ち上がろうとする
   私に助けを求めたように よろめく私にどうか
   あなたの手を握らせて欲しい


    ☆まさしく今私も一人になった父の介護中です
    お茶碗さえも重たくて持てなくなった今では
    私が口に食べ物を運ぶ〜そんな時巡り合ったこの
    詩。そうか人は生まれて両親の世話で大きく
    なり最後はその子に支えられて最後を迎える準備
    をするのですね。